看護師の仕事は、病気の治療やその回復期では、患者に働きかけて、日常と結び付いた形で支援することが必要になってきます。人の発達に合わせた支援が必要なので、0歳から14歳の小児、15歳から65歳の成人、66歳以上の老年といった専門領域に分けて、適切なケアを行わなければなりません。
また、成人を対象とした看護では、年齢の幅が広くなるので、生活習慣病の指導も担当することになります。生活習慣病は、喫煙や飲酒、仕事によるストレスや不規則な食事が原因になる病気で、その症状は様々です。しかし、代表的なものとしては高血圧が挙げられます。血圧が上がると脳卒中や動脈硬化、心筋梗塞につながる恐れもあるので、看護師は医師の指示の下、生活習慣の改善を指導しなければなりません。高血圧は、カロリーが高い食事が多かったり、味付けの濃さやお酒の量などが原因になると言われているので、看護師は患者とのコミュニケーションを取りながら、改善する方法を提示するようにしましょう。
ちなみに、活習慣病の患者と接する機会が多い看護師のは、生活習慣病の予防や健康管理に特化した健康管理士という資格を持つと看護がしやすくなります。「健康管理のためにより専門的な知識を身につけたい」と思っている方は、ぜひ資格取得に挑戦してみてはいかがでしょう。この資格があれば、患者の看護だけでなく、自分自身の健康管理にも活かせられますし、転職時にもアピールポイントになります。看護師の資格と併せて所有しておけば、生活習慣病を予防するプロフェッショナルとして、様々なシーンで役立つでしょう。