日々の生活で、無意識のうちに健康を損なう行動を取っている人は意外に多いように思います。そして、体へ悪影響を及ぼす行動が原因になって起こるのが生活習慣病です。しかし、生活習慣病は、規則正しく、健康的な生活を送るようにすることで、ある程度予防をすることはできます。そこで、ここでは生活習慣病の予防で大切なことをお話します。
生活習慣病を予防するためには、いくつかのポイントがありますが、特に意識したいのは食生活です。食生活の乱れは糖尿病や高血圧といった病気につながると言われているからです。また、暴飲暴食を行いメタボリックシンドロームを発症すると、動脈硬化のような命に関わる症状を誘発することもあります。ですから、看護師が生活習慣病の予防と改善を指導をする場合は、肉中心の食事や添加物が多いファーストフードを避けることを患者に教えなくてはいけません。
それから、運動不足も生活習慣病の大きな原因の一つに挙げられます。運動は血管の健康状態に影響を与えると言われており、心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げる効果があります。忙しさを理由に運動しないままでいると、前述した病気に加えて、体力や筋肉も衰えてしまうので、ウォーキングや軽いジョギングのような気軽にできる運動をすすめることも大切です。一昔前であれば、この病気は成人以降に発症しやすいという理由で、成人病と呼ばれていましたが、時代の変化によって、最近では子供にも増えているようです。ですから、今後は小児科でも生活指導をしていく機会が出てくるかもしれません。